産婦人科

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よくあるご質問

セミナーを受けていませんが、出産までに気を付けることはありますか?

セミナーⅠは小児科医師からのメッセージです。      
セミナーⅡは、赤ちゃんの沐浴の仕方、ご主人の妊婦体験や家での生活についてです。沐浴は、入院中にモデルの赤ちゃんが入られるところを見ていただきます。実際にお家に帰ってからがご不安もおありでしょうが、ご家族でご経験していただきたいと思います。
セミナーⅢは母乳育児についてと赤ちゃんのお世話についてです。母乳育児は前にも記したとおり、児の頻回授乳や母の強い意志が成功の鍵となるものです。赤ちゃんは出生後、夜型が中心となり夜間の授乳が多くなります、お母さんも赤ちゃんの意欲に任せて、授乳を続けていただき、たくさんの水分摂取や、休息を昼間に十分とっていただく事で母乳育児の確立に向けて取り組んでください。赤ちゃんに必要な栄養が摂れるようにお母さんもしっかり食べることも大切です。赤ちゃんとの生活に徐々に慣れていけるよう、さまざまな面からお世話をさせていただきます。母乳が出るためのマッサージやポイントなどにつき、36週以降の妊婦健診でのモニター中などに、お伝えさせていただくこともあります。
セミナーⅣは分娩の異常や無痛分娩についてです。
セミナーⅤは主体的な分娩についてです。ご家族で赤ちゃんを迎えていただくために、入院までの過ごし方や分娩時の過ごし方などをアドバイスさせていただいています。
まずはお母さんの体力維持が重要となりますので、よく動いて、よく食べて、よく寝ていただく事が重要です。毎日お風呂に浸かり、足首や、身体を冷やさない生活を心がけていただく事も大切です。運動は、毎日距離を延ばしながら散歩していただき、下半身を鍛えておくのも重要です。いつ陣痛が起きても大丈夫なように、荷物の準備、ご家族の連絡、ご本人の連絡項目、来院時の交通手段など再度、セミナー本を見直していただき、準備しておいてください。
生理痛のような痛みが来る場合には、陣痛間隔を時計で測っていただき、連絡方法に添って、病院にお電話をかけていただきます。入院のタイミングをお伝えいたします。陣痛がくりかえすうちに、痛みが次第に増すようなら、分娩が進行している可能性がつよいので、ご来院ください。その後痛みを和らげるための呼吸法が必要になってくれば、いよいよお産が近くなったというサインです。頑張っていきましょう。水っぽいおりものに気がつかれたらすぐに、ご連絡をいただき、清潔なナプキン等をあて、ご来院ください。診察の結果、破水とわかれば入院となります。
いざ分娩のための入院となった時には、ご自身のバースプランに沿った形で助産師も対応させていただきます。ご安心してご出産にお臨みください。

切迫早産で3ヶ月自宅療養していて、ほぼ体力がない状態です。数分立っているだけでもつらいです。予定日まで気を付けることがあれば教えてほしい。

切迫早産の方は自宅療養安静の方がほとんどですので、かなり体力が落ちてしまっている方も多くみうけられます。36週ごろ医師より安静解除の指示がありましたら、一日毎に、徐々に活動範囲を広げていただけます。まずは、人混みの少ない場所での散歩などからはじめましょう。分娩には30㌔を走る体力が必要と言われます。少しずつで構いませんので分娩にむけての体力回復にお努めいただければ良いかと思います。お家では、ストレッチや床拭き掃除、乳頭マッサージなども効果があります。予定日までは3~4週間ありますので、可能な限り体力を戻していただき、ご自身でご納得いくような分娩ができますよう頑張りましょう。

コロナ対応で立会い出産ができない場合、その他の産婦さんはどのように出産を迎えておられますか?

分娩が進行しましたら、陣痛室でご家族お1人のみ、付添いで一緒に過ごしていただけます。(ご主人さまか里帰りの時は実母さま)分娩室に入られましたら、助産師がずっと付き添わせていただきます。それまでの間、陣痛室で十分に呼吸法や、いきみ逃しや進行中のアドバイスをさせていただきますし、分娩室ではご安心の上、赤ちゃんをお迎えいただけるよう看護スタッフ一同でサポートいたします。ご家族の方は陣痛室で無事に出産を迎えていただくのを待っていただくことになりますが、分娩進行中に何か変わったことがあればご説明をさせていただきます。

購買でナプキンを買えるとありましたが?

申し訳ございませんが、売店等はありません。看護者にお申し出のうえでの、ご購入となります。入院時にお産セットをお渡ししております。入院中は必要量分あるかとは思われますが、足りない場合は、必要数を申し出ていただき、購入していただけます。入院諸費用として後日、追加精算させていただきます。念のため、夜用ナプキンなどを追加でお持ちいただくと安心かと思われます。

セミナーが中止なので、事前に病室を見ることは可能ですか?

申し訳ございませんが、感染症予防のため実施させていただいておりません。ホームページの写真か「産科入院される方へ」のしおりでの確認をお願いいたします。

コロナ対応策として、入院時、面会できないと聞いていますが、追加の持ち物や持ち物をもって帰ってもらうために病院に来てもらうことは可能ですか?

可能です。ただ、できる限り20時ごろまでにお持込みをお願いします。当院スタッフによりお母さまにお呼び出しをさせていただき、出入り口で受け渡しとなります。その際、赤ちゃんはお預かりさせていただきます。ご本人様が持てない重い物や、取りに行けないなどありましたら遠慮なくスタッフにお申し付けください。退院時は台車を準備させていただきます。お荷物が多い場合は、スタッフで運ばせていただきますので、ご安心ください。

母子同室・母乳優先ですが、しんどい時はどこまで預かってもらえますか?

基本的には赤ちゃんはお母さんと同じお部屋で一緒に過ごしていただき、いつでもおっぱいをあげることができるようになさってください。しかし、分娩での疲労が強いときや出血が多い場合、お母さまの身体的・精神安静が必要なことがありますので、看護者と相談のうえで赤ちゃんを一時的にお預かりして、休息時間をとっていただくこともできます。

入院中の過ごし方は?

セミナーブックに過ごし方を載せています(P65)。当日にも冊子でご説明させていただきます。基本的には、終日、赤ちゃんと同室でお過ごしいただく方針としておりますので、当日から2日目までに関しては赤ちゃんとの生活に慣れるためのおむつ交換や、授乳の練習などが中心となります。3日目以降は、自宅での生活にむけて赤ちゃんの沐浴や退院後の生活に関しての説明があります。お母さんのリフレッシュのためにアロママッサージなどもあります。母乳育児を推進しておりますので、授乳練習、母乳分泌促進のための生活を勧めております。昼間には赤ちゃんと一緒にしっかり休息もとっていただくようお過ごしください。

時間外に受診・入院になった場合の出入り口はどこですか?

夜間・日曜祝日の場合は、出入り口左奥、北側(山側)小児科側に夜間出入り口がございます。警備員がおりますので、入口でインターホンを押して、お手続きをしてお入りください。入院前に必ず、お電話をいただきますので、警備員へもお知らせは済んでおります。安心してお越しください。
本年4月より、新型コロナ感染拡大防止のため、来院時マスクの着用を原則とさせていただいております。入口での手指消毒も行っていただいております。

持込みできないものについて

特にはありませんが、お部屋の収納も限りがありますので、ご自身に必要な物品にしぼっていただき、大きすぎて持ち運びが困難なもの等は、避けていただくとよいかと思います。

入院時の持ち物について

入院時の持ち物は、「産科入院される方へ」のしおりかホームページ、または、セミナーブックの96ページをご参考になさってください。
入院時に、産婦さまは毎日ピンク色の病衣とバスタオルの貸し出しがあり、分娩セット(産後に使う生理用品<Lサイズ5枚、Mサイズ20枚、Sサイズ10枚>、産褥ショーツ、母乳パッド、赤ちゃんのおしりふき)やアメニティ(スリッパ、くし、歯ブラシ、シャンプー・ボディソープのセット、基礎化粧品セット)のお渡しがございます。
食事については、通常食または治療食を提供させていただいていますが、陣痛時に食事が摂れないとき、ゼリーや、おにぎり、ジュース、おやつなど持ち込んでいただいてもかまいません。分娩時は、食事を積極的に摂って、体力をつけていただく方が、スムーズに進行しやすいです。

あかちゃんの血液型は調べないのですか?

はい.医療上の必要がなければお調べしません. こんなこと聞いたことありませんか? 大人になって血液検査したら,子供の頃聞いていた血液型と違っていた… 御自分のあかちゃんの血液型を産まれてすぐに知りたいな,とお考えだとは思います.この子はお母さんお父さんどっちに似てるんだろう?とか,性格は?とか気になって. でも,新生児期の血液型の判定は,実は不確かなことがまれではありません.胎盤を通してお母さんから授かる免疫力などがそこに影響します.そこで当院ではあかちゃんの血液型を知りたいという御要望に対して,急ぐものでない場合,2歳以上での検査をお勧めしています. 万一の時のために知っておいた方がいいんじゃない? 時々そんなことをうかがうことがありますが,輸血が必要になったとしても,御本人または御両親からうかがった血液型を鵜呑みにすることはありません.輸血に際して血液型は決して間違ってはいけないものですから,必ずその時に検査し確認します.時間もかかりませんし御心配ありません.さらに輸血を行う前に,交叉適合試験(クロスマッチ)と言って,御本人の血液と輸血用血液を検査室で反応させ,おかしなことが起こらないかも調べます. 安全に輸血を行うにあたって,あらかじめ血液型を知っておくことに医療上の重要性はあまり高くありません. 新生児期に調べた血液型が100%確実なものでないことは医学的に実証されています.昔はどこの産院でも行っていたものですが,このようにあてにならないものであり,医療上の必要もないあかちゃん全てに血液型検査を行うことは貴重な医療資源の有効利用という観点にそぐわないこともあって,近年では実施しないのが妥当と考えられています. 以上の理由から当院では産まれてすぐのあかちゃん全てに血液型検査をすることはもうやめています.それでも御希望の場合はお申し出下さい.別途自費での検査として行っています. なにとぞ御理解いただけますようお願いします.

母乳とミルクの混合じゃいけないの?

私達は、母乳で育てるのは自然な事、素晴らしい事だと考えています。「赤ちゃんができて、産んだら母乳で育てる」という哺乳類全部が行う無駄のない行為が、ママにとっても赤ちゃんにとっても、一番やさしい楽な育児だとお考えいただければと思います。 混合栄養は悪い事ではありません。一生懸命赤ちゃんを育てる事に悪い事なんかありません。しかし、お出かけの時、夜中にミルクを準備したり、哺乳瓶を洗ったりするのは大変ではありませんか?おっぱいだけで育てていくよう、一緒に頑張りましょう。

赤ちゃんに足りなかったら、どうすればよいの?

まず、本当に足りていないのかどうかご相談ください。 赤ちゃんがよく泣く、口をチュパチュパさせる、試しにミルクを与えるとごくごく飲んだ・・・このような理由から、ママ達は「母乳が足りないのでは?」と不安に思われがちです。赤ちゃんは暑くても寒くても、オシッコをしてもウンチをしても泣きます。「抱っこして~」、「服のシワが背中に当たる」、「かゆい」、「痛い」何でも【泣く】事で表現します。その為、泣くだけでは「足りない」の判断にはなりません。 また、口をチュパチュパさせるのは、原始的な反射であって、サインではありません。そして、哺乳瓶で飲ませると、赤ちゃんは自分でおっぱいを吸うのとは違い、簡単に流れ込んでいくので、ゴクゴク飲んでいるように見えます。 お腹がいっぱいでも、入ってくれば飲んでしまいがちです。その為、一概に足りない訳ではないのです。赤ちゃんがどんな風におっぱいを飲んでいるかどうか見せてください。それからでも、ミルクを考えるのは、遅くありません。どうか一人で悩まずに一緒に方法を考えていきましょう。少しお話をしたりするとホッとして、またおっぱいが増えてくる事もありますよ。

どうやったら、母乳が出るの?

まず、「母乳だけで育てていこう!」という気持ちをお持ちください。そして、心と身体をゆっくりほぐし、リラックスする事が大切です。妊娠中から少しずつお手入れをして、準備をしていきましょう。出産後は、赤ちゃんから離れずになるべく頻回に吸わせていきましょう。方法・サポートは、私達にお任せください。おっぱいだけで育てていくよう、一緒に頑張りましょう。

母が出なかったら、私も出ないのかな?

そんな事はありません。最近に比べ、お母さま方の時代はミルクを推奨する傾向がありました。その為、母乳育児に対するサポートが少なかったと思われます。ご心配なさらずに母乳育児を続けていきましょう。

母乳育児ってどうしていいの?

母乳は赤ちゃんにとっても、ママにとっても、こんなに大切です。 赤ちゃんには、消化が良く、胃腸に負担をかけない一番やさしい栄養であり、免疫を含んでいて感染やアレルギーを予防します。また、スキンシップにより赤ちゃんの「こころ」をつくり、心の安定が育まれます。 またママには、おっぱいを飲ませる事でホルモンを分泌させ、子宮の収縮が良くなり身体の回復を促す効果や母性引き出しの効果、そして無理なくダイエットが出来るというメリットがあります。 その他、経済的で衛生的・どこでもあげられるというメリットもあります。