産婦人科

INFORMATION

産科外来

産科外来

産科では、妊娠から分娩、さらに産後のケアまでを行います。出産については、正常な出産からさまざまな合併症を持つ妊婦への診断や管理まで、幅広い診療を行っています。

また、妊娠中や出産はもちろんのこと、母乳で赤ちゃんを育てたいと願うお母さんと赤ちゃんのサポーターであるため、生まれた後の産後ケアにも、大変力を入れて取り組んでいます。
特に、お母さんとこどもにとって最も自然であり、母子の絆を結ぶのに計り知れない恩恵を与える母乳育児を推奨しており、平成19年8月には、ユニセフ・WHO(世界保健機構)が提唱する「母乳育児成功のための10ヵ条」を遵守・実践する病院として、「赤ちゃんにやさしい病院(Baby Friendly Hospital)」に認定されました。

産科の特徴と診療内容

充実した妊婦健診

当院の産科診療は、妊娠初期から実施している、きめ細かで行き届いた妊婦健診に特徴があります。
妊娠初期の段階から内診や膣鏡診などをしっかり行うことで、腟炎の有無、子宮口の緩みなどを確認し、出産への影響が生じないように、管理を行います。また、頸管の長さを超音波で計測するなど、切迫早産の早期発見にも力を入れています。
ほかにも、妊娠高血圧症候群のリスク評価と早期発見、妊娠糖尿病の検査と治療管理などに重点を置き、安全な出産を実現するためのさまざまなサポートを丁寧に行っています。

母子同室

母乳育児をスムーズに始めるには、お母さんと赤ちゃんが生まれた時から側にいて、赤ちゃんが泣くたびに抱き寄せ、おっぱいを含ませることが何よりも大切で重要なポイントになります。そこで当院では、できるだけお母さんと赤ちゃんが一緒に居れるように「母子同床」「母子同室」を取り入れています。

赤ちゃんに最も適した食べ物は、何よりも母乳です。当院では、医学的に必要と判断しない限り、母乳以外のもの(糖水、人工乳)は与えません。母乳が出始めるまでは少し時間を要しますが、赤ちゃんはそれを待てるように、お弁当と水筒を持って生まれてきます。
赤ちゃんを抱くのもおっぱいを与えるのも初めての場合は少し不安かもしれませんが、看護スタッフが適切なアドバイスやお手伝いをさせていただきますので、ご安心ください。

産後ケア

産後ケア

入院中に行う「新生児聴覚スクリーニング」、また、退院後のケアとしての「産後ケアルーム」「産後外来」「おっぱい相談室」「母と子の相談室」など、充実した産後ケアを実施しています。
生まれるまではもちろん、赤ちゃんが無事に生まれた後も、お母さんを支えるさまざまな取り組みを行っています。

おっぱいのマッサージ

赤ちゃんの胎動を感じるようになったら、おっぱいのマッサージをお勧めしています。マッサージについてはセミナーで紹介するほか、妊婦相談で専門スタッフによるアドバイスも行っています。

特に妊娠36週を過ぎてからは、乳管を開通させるためのマッサージを積極的に実行していただいています。

里帰り出産

里帰り出産をお考えの方は、妊娠34週目頃までに一度当院の受診をお願いしています。都合により、34週目頃までの受診が無理な場合も、臨機応変に対応させていただきますので、まずはお気軽にご連絡ください。

検査・サービス

妊婦相談※一時閉鎖中

妊娠中の悩みや不安、心配事などの相談、肥満や妊娠性高血圧症候群・貧血などの予防、母乳育児に向けた各種の相談などを助産師が個別に行います。お気軽にご相談ください。

日時・検査時間・費用

基本的に日曜・祝日以外毎日行っています。ただし、助産師等の都合上、行えない日もありますので、ご希望の方は産婦人科外来看護師にご相談ください。

担当

助産師

場所

妊婦相談室

費用

無料

対象

当院を受診されている方
看護師が下記週数を目安にご案内させていただきます。
妊娠8週〜10週…1回 /妊娠16週〜27週…1回/妊娠28週〜35週…1回/妊娠36週〜40週…1回

予約・受付方法

産婦人科外来看護師にご相談ください。

胎児超音波検査

当院では、妊婦健診を受けている全ての方に対し、妊娠23〜28週に、胎児超音波スクリーニング検査を受けていただいています。
これは、チェックリストの項目に沿って通常の妊婦健診より時間をかけて超音波で詳しく観察することで、赤ちゃんに大きな異常がないか、順調な発育か、を調べて、より安心な妊娠生活を送っていただくためのものです。

胎児超音波検査は、検査技師が行う場合と、医師が行なう場合があります。
スクリーニング検査ですので、担当者による検査の精度に差はありません。

医師が担当の場合は超音波検査と妊婦健診を同時に兼ねますので、同じ日に改めて他の医師による診察を受ける必要はありません。ただし、切迫早産やおりものなどの症状があれば内診や投薬が必要と考えられますので、別の医師による当日診(C診)を受診していただきます(待ち時間が発生します)。

検査技師が担当の場合は、検査後に医師による検査結果の評価と妊婦健診を受けていただきますので、あらかじめ診察のご予約をお取りいただきます。

検査中は赤ちゃんの様子をご覧いただき、USBにも録画してお渡しします。

検査技師による超音波検査:日時・検査時間・費用

火・木・金曜日

9時〜、10時〜、11時〜、12時〜

検査時間

約30分

料金

1回3,000円※USBは当院にてご用意したものをお渡しします

医師による超音波検査:日時・検査時間・費用

水曜日

9時20分〜、10時〜、10時40分〜、11時20分〜

土曜日

10時〜、10時40分〜、11時20分〜、12時〜、12時40分〜

検査時間

約30分

料金

1回5,000円(妊婦健診代は補助券をお使いいただけます)※USBは当院にてご用意したものをお渡しします

予約方法

完全予約制(インターネットまたは院内タッチパネルでご予約ください)

検査技師による超音波検査:検査データの医師による判断が必要のため、可能な限り妊婦健診予約日と同日に検査予約をお取りください。その際、検査予約は診察予約時間より1時間以上前にお取りください。同日予約が困難な場合は、超音波検査後数日以内に妊婦健診の予約をとるようにしてください。

医師による超音波検査:検査予約のみお取りください。

注意事項

  • 当日の診療、検査状況により検査時間が遅れる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 検査中、付き添いの方のご入室は検査担当者の指示に従ってください。
  • 小さなお子様を連れて来られる場合は、付き添いの方のご同伴をお願い致します。

不妊検査

それぞれのご夫婦に応じた的確で系統的な不妊検査を進め、適切な指導や治療により、早期の妊娠を目指します。
排卵の有無やホルモンの状態、卵管の通過状態、精液など、ほぼ全ての検査、および、治療が可能です。

4Dエコーサービス

お腹の中の赤ちゃんが一人遊びをしている様子や瞬きをしている顔など、お腹の中の「今」をご覧になりませんか?一足早い赤ちゃんとの対面をお楽しみください。
4D超音波とは、3D超音波画像に時間的要素を加えたもので、もちろんお母さんにも赤ちゃんにも危険はありません。

日時・検査時間・費用

第2・第4 月曜日

10時〜、10時30分〜、11時〜、14時〜、14時30分〜、15時30分〜

火・木・金曜日
第1・第3・第5 土曜日

14時〜、14時30分〜、15時30分〜

実施場所

1階 超音波検査室

対象の方

当院で妊婦健診を受診中の妊娠週数16〜29週の方
(29週以降でご希望の方は、お電話にてご相談ください)

体験時間

約15分(準備時間も含め、お一人枠30分)

料金

5,000円 +消費税(4D写真、USB録画サービス共)

2回目以降半額2,500円+消費税(サービス内容は1回目と同様)

予約方法

完全予約制(インターネットまたは院内タッチパネルでご予約ください)

注意事項

  • お越しの際は、診察券を忘れずにお持ちください。
  • USBは、下記エコー動画記録サービス用のものに録画させていただきます。
  • 羊水の量が少ない場合や赤ちゃんの向きによっては、赤ちゃんのお顔などがはっきりと確認できない場合もあります。あらかじめご了承ください。
  • このサービスは技師が行いますので、性別、奇形の有無などの診断に関わるご質問にはお答えできません。気になる点は妊婦検診時、医師にお尋ねください。
  • ご家族の方も一緒にご覧いただけます。小さなお子様を連れてこられる場合は、付き添いの方のご同伴をお願いします。
  • 緊急の検査などにより開始時間が遅れる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

エコー動画記録サービス

診察中にご覧いただいた胎児超音波の動画データ(妊娠14週以降)を記録した USBメモリー(特製ストラップ付き)を無料で差し上げます。

注意事項

  • Windows7は差し込むだけで再生が可能ですが、Vista、XPなどはフリーソフト(QuickTimePlayerやGOMPLAYERなど)によりご覧いただけます。
  • iPhone、iPadでは有料ソフト(GoodReader)により再生できます。
  • 当院ホームページで、操作マニュアルをご覧いただけます。
  • USBメモリーは消耗品です。パソコン等にバックアップを取るなど、ご自身でデータの管理をお願いいたします。