産婦人科

INFORMATION

出産について

出産方法について

当院では、出産する方の希望を最優先に考え、下記の通りさまざまな出産に対応しています。

自然分娩

自然分娩では、仰向けに寝た姿勢ではなく、自由な姿勢で出産できるフリースタイル分娩も取り入れています。また、ご希望の方には、畳の部屋を使用する和室分娩も可能です。 お申し出があれば、ご主人の立ち会いも歓迎いたします。

無痛分娩

硬膜外麻酔により、出産時の痛みだけを取り除く無痛分娩にも対応しています。無痛分娩には高度な麻酔技術が必要とされるため、日本では取り扱っていない病院もたくさんありますが、当院では、専門医である産科麻酔医による高度で安全な無痛分娩を行っています。無痛分娩も、ご主人の立ち会いが可能です。

帝王切開

自然分娩・無痛分娩といった経膣分娩での出産が困難な場合は、帝王切開での出産を行います。無痛分娩と同様に、産科麻酔医、あるいは、産科麻酔科医よりトレーニングを受けた医師が麻酔を行うため、安全であると同時に、術後の痛みの管理も徹底して行います。 緊急の場合などを除き、ご希望があれば、帝王切開の場合でもご主人の立ち会いが可能です。

出産予定日を過ぎた場合の対応について

出産は、40週となる予定日を過ぎても、慌てる必要はありません。42週0日を超えない出産は、すべて正常な出産です。
40週を過ぎてからの出産は、自然に経過を待つべきか、分娩誘発を行うべきか、妊婦さんと赤ちゃんの状態、および、さまざまな条件を加味した上で、最善の方法を選択させていただきますので、ご安心ください。

カンガルーケアについて

カンガルーケアとは、生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの裸の胸に抱いて密着させることで、母子の結びつきを強める行為です。当院では、出産前にカンガルーケアについて説明を行い、ご希望の方には、カンガルーケアを行っています。
お母さんの胸に抱かれると、元気な産声をあげていた赤ちゃんは不思議と大人しくなります。赤ちゃんの温かさがお母さんに伝わると同時に、お母さんの温かさが赤ちゃんに伝わります。
やがて、誰にも教わってないのに、赤ちゃんは手をなめたり、目を開けたり、おっぱいを探したりし始めます。この感動的で不思議な体験を、ぜひ味わってください。

ただ、たった今呼吸を始めたばかりの赤ちゃんにとって、この時間はまだ呼吸も心拍も不安定で十分な観察が必要な時期です。当院では、呼吸モニターをしっかり行うなど、事故の無いよう、安全策を講じながら、カンガルーケアを行います。